ユーロ圏の金融政策を決める欧州中央銀行(ECB)は4日の理事会で、政策金利を年0.75%のまま据え置くことを決めた。9月の理事会で決めた国債買い入れ策を受け、金融市場は比較的落ち着いており、政策効果を見極めるべきだと判断したとみられる。
ECBが無制限の国債買い入れ策を発表して以降、高止まりしていたスペインなどの国債利回りが低下。ECBは、対象国がユーロ圏の救済基金に支援要請することを国債購入の条件としているため、市場はスペインが支援要請に踏み切ることを織り込み、小康状態となっている。
ECBのドラギ総裁は4日の記者会見で、国債買い入れ策について「この数週間、市場の緊張緩和に役立った」と評価し、「条件が整い次第、始める用意ができている」と強調した。