欧州連合(EU)のユーロ圏17カ国がお金を出し合ってつくる救済基金「欧州安定メカニズム(ESM)」が8日、正式に発足した。5千億ユーロ(約50兆円)を上限に、財政不安のユーロ圏の国に融資などをして、政府債務(借金)危機の克服に取り組む。
2010年につくった「欧州金融安定化基金(EFSF)」が時限的な組織なのに対し、後継のESMは恒久的な機関となる。13年6月まで両機関が併存して危機対応に当たる。
ESMの本部はルクセンブルクに置き、EFSFがもつ機能を引き継ぐ。財政資金の融資のほかに、信用不安のユーロ圏の国の国債を買ったり、経営難の銀行への資本注入のための資金をユーロ圏の政府に貸したりする。