9日の東京株式市場は、山中伸弥・京大教授のノーベル医学生理学賞受賞が決まったことで、バイオベンチャーを中心にiPS細胞(人工多能性幹細胞)関連の銘柄に買い注文が集まった。
iPS細胞の作製を受託しているタカラバイオ(東証マザーズ上場)は取引開始直後から買い注文が殺到し、株価が制限値幅の上限に達する「ストップ高」に。再生医療製品を製造するジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC、大証ジャスダック上場)も午前中に一時ストップ高まで買われた。東証第1部でも、武田薬品工業や島津製作所など関連銘柄が値上がりした。「受賞が直接、業績に寄与するわけではないが、前向きのニュースを手掛かりに買いが入った」(大手証券)という。
日経平均株価は世界経済への先行き懸念から3営業日ぶりに値下がり。終値は、前週末より93円71銭(1.06%)安い8769円59銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値は同9.45ポイント(1.28%)低い727.68。出来高は16億2千万株だった。