【ブリュッセル=野島淳】米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、スペインの長期国債の格付けを上から10番目の「BBBマイナス」まで2段階引き下げた、と発表した。「投資適格」とされる格付けでは最も低い水準。今後も格下げの可能性があるとした。
スペイン国債については、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスもすでに同水準まで格付けを落としている。
さらに格下げされれば、投資に適さない「投機的」水準となる。国債の信用が失われて市場での資金調達が難しくなれば、スペインは財政運営に行き詰まり、ユーロ圏の救済基金に対して財政資金の全面的な支援を仰ぐ可能性が出てくる。