【山川一基】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は11日、東京で開かれているIMF・世界銀行年次総会に中国の閣僚級2人が出席を取りやめたことについて「彼らは大事な会議を逃すことになる」と批判した。一方で「東アジア地域は世界経済において極めて重要だ」とも述べ、日中の関係修復に期待を寄せた。
中国は、中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁と謝旭人財務相の訪日を取りやめた。周氏は14日に講演会も用意されていた。尖閣諸島を巡る日中対立が背景にあるとみられる。
ラガルド氏は東京国際フォーラムでの会見で「東京は紅葉もすばらしく、最高の時期だ。会議で議論すべき重要な課題もたくさんある」とユーモアを交えて述べたうえで、「彼らはすばらしい会議に出席する機会を失った」と語った。