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【松浦祐子】国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の本会合が12日に開幕した。加盟188カ国の代表が集まり、世界経済の現状などについての協議を始めた。IMFのラガルド専務理事は、景気が悪くならないよう、「熟慮するだけでなく、行動することが重要だ」と訴えた。
ラガルド氏は冒頭のあいさつで、戦国武将の上杉謙信がライバルの武田信玄に「塩を送った」という日本の故事を引用し、欧州の政府債務(借金)危機などを克服するため、各国の協調が必要だと指摘した。
「敵に塩を送る」とは、信玄が、塩の供給を別の武将に断たれて困っていたときに、長年ライバル関係にあった謙信が塩を送ったというエピソードだ。ラガルド氏は、IMFによる学生のエッセーコンテストでこの話を知ったといい、国際協調の必要性を訴えた。