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「690円ジーンズ」でドン・キ参戦 格安競争が激化

2009年10月15日9時47分

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写真:ドン・キホーテが発表した「驚安ジーンズ」ドン・キホーテが発表した「驚安ジーンズ」

 消費者の節約志向が強まるなか、格安商品の代名詞となったジーンズの値下げ合戦が激しさを増している。ディスカウントストア大手のドン・キホーテは14日、税込み690円の「驚安(きょうやす)ジーンズ」を発表。各社は「質の良さ」もアピールするが、消費者の評価が定まるのはこれからだ。

 「他社の価格も徹底的に調べた。とことんお客様の期待に応えられる商品だ」

 ドン・キホーテの馬場哲郎・PB事業本部プロデューサーは14日の記者会見で、こう胸をはった。同社が企画した低価格のプライベートブランド(PB)「情熱価格」の目玉商品の一つ。これまで「最安値」とみられてきた西友のPBジーンズの850円より160円安く、格安店の「シンボル」と位置づける。14日に東京など一部店舗で販売を始め、全国に順次拡大する。

 ジーンズの低価格競争は、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの低価格ブランド「ジーユー」が口火を切った。3月に990円で売り出すと、これに追随してスーパー各社が商品開発に走り、夏以降に1千円以下のジーンズが相次いで登場した。

 各社とも、原料調達や縫製の工程などを見直し、従来の中国製などよりもさらに低価格を実現。「安かろう、悪かろう」に陥らないよう、伸縮性のある素材を使うなど機能面でも工夫を凝らす。だが、一部では洗濯すると色落ちしたり、サイズが限られていたりと、安さならではの難点もある。

 ディスカウント店の参入で、激化が予想されるジーンズの値下げ合戦。だが、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「格安ジーンズはたまにはくから楽しいはず。集中すれば、価値がなくなり売れなくなる」と、さらなる値下げ競争を牽制(けんせい)する。(立松真文)

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