国際シンポジウム「朝日地球環境フォーラム2012」(朝日新聞社主催)は2日目の16日、テーマごとの分科会などが開かれ、閉幕した。地球温暖化対策やライフスタイルなど、環境にかかわる幅広い分野で専門家らが意見を交わした。
「どうなる地球温暖化交渉」の分科会では、転換期を迎えた京都議定書体制の今後を議論。英国のジョン・アシュトン前気候変動特別大使は、日本が温室効果ガスの削減義務を来年から負わなくなることについて「低炭素社会をめざす国際競争で、リーダーになる機会を失った」と指摘した。慶応大の小林光教授も「(日本が)知恵を出さないと、有利でない枠組みが作られてしまう」と危機感を示した。
「暮らしと自然エネルギー」の分科会では、タレントの大東めぐみさんが、新居につけた太陽光パネルと燃料電池による「売り電」の取り組みを紹介。台所のメーターで電気の消費量が一目でわかり、「電気を使っている実感がわき、子どもも節電の意識を持つようになった」と話した。
フォーラムの最後には、建築家の安藤忠雄さんが「自然環境との共生」をテーマに講演した。