【ニューヨーク=畑中徹】米金融大手シティグループは16日、ビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)が同日付で退任したと発表した。同氏は、金融危機が深まり、経営が苦しくなった2007年12月に就任。公的資金注入をへて、経営の立て直しにめどがついたと判断した。
「いまがトップ交代の最善の時期だ」との声明を出し、取締役会メンバーも退いた。後任のCEOには、欧州や中東部門などを統括してきたマイケル・コーバット氏が就いた。
パンディット氏は、サブプライム関連の巨額損失でチャールズ・プリンスCEO(当時)が引責辞任した後、1カ月以上もCEOが不在という異例の事態のなかで就任。その後、経営難だった同行に政府が公的資金を注入し、公的管理下で再建を進めた。公的資金は10年にすべて返した。