【上海=奥寺淳】中国の格安航空会社・春秋航空(上海市)が始めた上海―佐賀、高松との「片道1円」キャンペーンが18日、販売直後に中止に追い込まれた。日中関係が悪化しても往来を絶やさないために始めたが、日本を応援する「売国奴」などと非難が中国で殺到したためだ。
同社は、佐賀便が17日から、高松便が18日からそれぞれ12月20日前後までの便を対象に、各便50席を上限に「片道1円」(燃料サーチャージや空港施設使用料は別)で15日以降に販売を開始。上海発は「0元」に設定され、中国国内で「売り切れ御免」などと宣伝を始めた。
しかし直後から、同社の公式ミニブログ・微博に、尖閣諸島問題が起きているときに「気骨のない会社は軽蔑する」と批判が続出。さらに同社が「キャンペーンは佐賀県と香川県から支持を受けている」と説明すると、中国メディアが日本から補助を受けていると報道。この結果、春秋航空便のボイコットも呼びかけられ、「日本便は墜落しろ」などと非難が過熱した。