【斎藤徳彦】三井住友信託銀行は、住宅ローン金利を業界最低水準に引き下げた。2014年春に消費税率が5%から8%に上がるのを前に、住宅の駆け込み需要を取り込むねらい。増税前の銀行間の低金利競争を誘発する可能性もある。
引き下げたのは、当初の一定期間を固定金利で貸し出す住宅ローンで、引き下げ幅は0.1〜0.35%。各行が主力と位置づける固定期間が当初10年のローンは、最も信用力の高い借り手に対して年率1.2%となり、メガバンクなどより0.1%幅低い。固定期間が当初30年は、0.35%幅引き下げ1.9%にした。三井住友信託によると、当初30年固定が2%を割り込むのは大手行では初めて。
実質ゼロ金利政策のもと、各行の住宅ローン金利はすでに過去最低水準まで下がっているが、三井住友信託は「増税前に需要が盛り上がる中でシェアを拡大したい」と、一段の引き下げに踏み切った。