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日本郵政社長に斎藤次郎・元大蔵事務次官 亀井氏が発表

2009年10月21日11時5分

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写真:日本郵政の社長に内定した斎藤次郎氏日本郵政の社長に内定した斎藤次郎氏

写真:日本郵政新社長を発表する亀井静香郵政改革相=21日午前10時5分、東京・霞が関の金融庁、中田徹撮影日本郵政新社長を発表する亀井静香郵政改革相=21日午前10時5分、東京・霞が関の金融庁、中田徹撮影

 亀井静香郵政改革担当相は21日記者会見し、日本郵政グループの持ち株会社である日本郵政の次期社長に、元大蔵事務次官の斎藤次郎・東京金融取引所社長(73)が内定した、と発表した。「郵政民営化見直しに対する考え方が連立3党と一致している」ことが起用の理由。ただ、「脱官僚」を掲げる鳩山政権の方針とは矛盾するだけに、斎藤氏は郵政事業の立て直しの具体的な成果が問われる。

 西川善文社長(71)が20日に辞任を表明し、後任人事が焦点になっていた。斎藤氏は28日の取締役会で西川氏が正式に辞任した後、臨時株主総会などを経て社長に就任する見通し。政府は20日に閣議決定した基本方針に基づき、郵政民営化の見直し作業を進めるが、斎藤氏は日本郵政のかじ取り役として、この作業にも関与するとみられる。

 斎藤氏は元大蔵官僚。93年の細川内閣時の大蔵事務次官で、民主党の小沢一郎幹事長とも親しい。細川政権が打ち出して挫折した「国民福祉税」構想の立案者ともされる。東京金融取引所では約9年にわたりトップをつとめ、取引の活性化を進めてきた。

 亀井氏は会見で、斎藤氏に昨夜、社長就任を正式に打診し、今朝、承諾の連絡を受けたことを明かした。斎藤氏とは「長い間の友人」といい、「剛直で竹を割った性格で、妙な利害関係に振り回されない人」と評価。郵政事業についても「いろいろと意見交換してきた」という。

 元官僚である点については「斎藤氏が旧大蔵省を辞めてからすでに10年以上が経過している」と述べ、問題ないとの考えを強調した。

 郵政事業を所管する原口一博総務相も21日、視察先の佐賀市内で記者団に対し、「金融の中でしっかりとした仕事をされてきた方。最適な方に引き受けていただいた」と歓迎した。

     ◇

 斎藤 次郎氏(さいとう・じろう) 59年旧大蔵省(現財務省)に入省、主計局長などを経て93年から95年まで事務次官。00年から東京金融先物取引所(現東京金融取引所)理事長を経て、04年から社長。73歳。

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