【ブリュッセル=野島淳】欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、東日本大震災後に始めた日本産の食料品の輸入規制について、一部を緩和すると発表した。
ビールやワインを含めて全てのアルコール飲料について、事前の放射能検査や検査証明書などを付けなくてもEU向けに輸出できるようになる。11月1日からの実施。日本からEUに輸出される食料品で最も金額が大きいのがアルコール飲料(年間約17億円)。4月実施の一部規制緩和で、日本酒、ウイスキー、焼酎は事前の放射能検査がいらない品目となっており、今回の決定で全アルコール飲料に広がることになる。
一方、これまで12都県産の食料品が規制対象になっているが、今回、福島を除き、事前検査の対象をキノコやお茶、水産物(ノリなどを除く)、コメ・大豆やその加工物などに絞り込む。EUは来年3月末までに改めて規制の対象品を見直す。