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韓国GDP、前期比2.9%増 復調傾向が鮮明

2009年10月26日19時57分

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 【ソウル=稲田清英】韓国経済の復調傾向が一段と強まってきた。中央銀行の韓国銀行が26日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP)の実質成長率(速報値)は前期比2.9%増、年率換算では12.3%程度と、7年半ぶりの高水準。輸出、内需の全般的な回復に加え、在庫調整も一服した。

 前期比5.1%増となった輸出は、中国の内需拡大やウォン安を追い風に、液晶パネルや精密機器などが好調だった。2四半期連続の製造業の生産拡大で、設備投資も同8.9%増。民間消費は前期比1.4%増。新車買い替え減税で自動車販売の好調が続いている。

 韓国のGDPは08年10〜12月期に同5.1%減と、大幅なマイナス成長に転落した。だが、財政出動や金融緩和を支えに、09年は3四半期続けてプラス。7〜9月期は前年同期比でも0.6%増と、1年ぶりにプラスだった。

 今後には懸念材料もある。7〜9月期の政府消費は前期比0.8%減で、景気対策の効果は今後も薄れる。民間消費も、景気刺激策による「需要の先食い」が反動減を招く可能性がある。今年3月に1ドル=1570ウォン台まで下がったウォン相場は1170ウォン前後まで戻しており、輸出への影響が懸念されている。

 現代経済研究院の兪炳圭・経済研究本部長は「民間部門の活力が戻りつつあるのは確かだが、ウォン相場の動向や世界経済の回復が順調に進むかなど、今後には不確実な要素も多い」とみる。

 景気の回復傾向を受け、緩和を続けてきた金融政策をいつ転換するかも今後の焦点だ。現在の政策金利は過去最低の2%。韓国銀行はここにきて「金融緩和の程度が相当に強い」(李成太総裁)などと、近い時期の利上げを探る姿勢を強く示唆している。

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