経営が混乱しているオリンパスは26日、同日付で菊川剛会長兼社長(70)が取締役に退き、高山修一専務執行役員(61)が社長に昇格する人事を発表した。14日に解任された元社長が過去の企業買収時の不明朗な支出を指摘したことなどで、株価が半値以下に急落。こうした混乱の責任を取った。だが、指摘されている問題点については「適正だった」としている。
都内で会見した高山新社長は「一連の報道や株価の低迷を通じてご迷惑をおかけしていることをおわびする」と謝罪。菊川氏は会見には出席せず、「過去の買収で不正行為は一切ない。信頼回復を新しい体制で推進すべきだと判断した」とのコメントを出した。
オリンパスをめぐっては14日、社長だったマイケル・ウッドフォード氏の解任と同時に菊川氏が社長を兼務。その後、ウッドフォード氏が「過去の不明朗な支出を調べ、菊川氏らの辞任を求めたら解任された」とし、過去の企業買収時に多額の手数料が支払われていたことなどが発覚した。