【松浦祐子】赤字国債を発行するための特例公債法案が成立しないと、12月には政府の国債発行が止まる見通しになった。過去の借金返済のための「借り換え債」を含めて毎月約10兆円の国債を発行してきたが、すべて発行し終わるからだ。国債発行が止まった場合、金融市場が混乱するおそれがある。
今年度は個人向け国債などを除く約120兆円分を銀行など金融機関向けに売ることにしている。このうち借り換え債などが約80兆円、赤字国債が約38兆円の予定だった。
ただ、今年はまだ特例公債法案が成立していないため、赤字国債を除く約80兆円分の国債を順々に売ってきた。このままでは11月末でその分は終わるという。