米菓最大手の亀田製菓(新潟市)が、災害食事業に参入することがわかった。備蓄用米飯の最大手、尾西食品(東京)の全株式を取得する。災害食は、東日本大震災で需要が急増しており、今後も市場の拡大が見込めると判断した。
尾西食品は蒸すなどしたコメを乾燥処理した「アルファ米」最大手で、備蓄用米飯のシェアの51%を占める。亀田が尾西の株式を12月中に取得することでこのほど基本合意した。尾西の2011年9月期の売上高は23億円。
アルファ米を使った「尾西のごはんシリーズ」は、お湯を入れて15分(水だと60分)でごはんになる。5年間保存でき、味も保てることが最大の特徴。東京都が「帰宅困難者対策条例」を制定し、企業などに対して従業員の3日分の食料の備蓄を努力義務にしたことで、注文が急増しているという。