【藤田知也】日立製作所は、英国の原子力発電会社ホライズン・ニュークリア・パワーを買収する方針を固めた。ホライズン株式を持つドイツ電力大手との交渉がほぼまとまり、買収額は500億円超になる見通し。ホライズンは英国の2カ所で最大6基の原発を建てる計画を進めており、日立は国内でストップしている原発事業の海外での拡大を図る。
日立は30日に開く取締役会で買収を決め発表する。2006年に東芝が米大手原発メーカー・ウェスチングハウス(WH)を約6200億円かけて子会社化した例はあるが、日本企業が海外の原子力発電会社そのものを買収するのは異例だ。
買収にはWHや仏アレバ、中国国営企業も名乗りを上げていた。関係者によると買収額など日立の条件が他社を上回り、26日までに株主2社との交渉がほぼ合意に達したという。