インターネット証券3位のマネックスグループと同7位のオリックス証券が来年1月に経営統合する。マネックスと、オリックス証券の親会社オリックスが28日発表した。ネット証券の売買代金は05年度をピークに減少傾向が続いており、再編による規模拡大で収益力を高める考えだ。
統合で営業収益(09年3月期)は単純合算で約320億円となり、松井証券(約270億円)を抜き、ネット証券で最大手のSBI証券(475億円)に次ぐ規模に浮上する。
統合はオリックス証券の株式を、新たに発行するマネックス株に置き換える株式交換により、オリックスがマネックスの株式の22%余りを持つ筆頭株主になる。その後、マネックス傘下のマネックス証券とオリックス証券を来年5月をめどに合併させる。
ネット証券は99年の株式売買委託手数料の自由化を機に急成長したが、06年1月の「ライブドア・ショック」以降、売買が低迷している。手数料の値下げによる顧客獲得競争も激しさを増している。
このため最近では、SBI証券が対面販売の強化に乗り出すなど、各社ともに収益源の拡大を模索。オリックス証券が中堅証券会社のネット部門を相次いで買収、証券最大手の野村証券がネット専業の子会社を吸収合併するなど再編、集約に向けた動きも進んでいた。証券業界では、今後も大手ネット証券の再編が続くとの見方も多い。