【上地兼太郎、高田寛】石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは、北海道室蘭市にある室蘭製油所での原油の精製を2013年度末までにやめる方針を固めた。精製でつくる石油製品の売り上げが減っていて、国の規制で設備の更新か廃止を求められたためだ。
室蘭製油所は原油精製をやめた後も、自動車部品向けの樹脂の原料などをつくる石油化学工場として生かす。従業員約270人の一部は配置転換する。JXの製油所で原油精製を続けるのは、根岸製油所(横浜市)など7カ所になる。
室蘭製油所は1956年に運転を始め、主に道内向けの重油やガソリン、灯油などの石油製品をつくっている。原油精製能力は1日あたり18万バレル(約2万8千キロリットル)と、JX全体の13%にあたる。