関西電力は29日、「電気料金の値上げについて、具体的な検討を開始した」と発表した。事実上、値上げの方針表明で、値上げの時期や幅を今後、調整するという。
関電は11基の原発を持つが、東京電力福島第一原発の事故以降、大飯原発2基(福井県おおい町)しか稼働できていない。
代わりの火力発電の燃料費が経営を圧迫し、2012年9月中間期の純損益は、過去最悪の1167億円の赤字を計上。大飯以外の原発の再稼働が見通せず、2014年3月期にも債務超過に陥る可能性がある。
このため関電は「電力の安全、安定供給に支障をきたしかねず、苦渋の選択として」値上げの検討を始めた、と説明した。