世界の金融関係者が集まる国際会議「Sibos(サイボス)」が29日、大阪市で始まった。経済の先行きが不透明さを増す中で、安定的な収益源として注目される決済業務を中心にセミナーなどが開かれる。日本の金融機関は、各国企業との商談を進める考えだ。
開幕式では、三井住友銀行の国部毅頭取が「国際的な規制の枠組みが変わり、決済業務の重要性が再認識されている」と訴えた。
国際的な送金や資金管理、貿易金融といった決済業務は、景気に左右される貸し出しに比べて安定的な取扱高が期待できる。企業の海外進出の加速で、今後の拡大も見込まれる。金融危機とその後の規制強化で、リスクが高い投資銀行業務に取り組みにくくなった背景もある。