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9月の全国消費者物価指数は、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数が、前年同月より2.3%下落した。総務省が30日発表した。下落は7カ月連続。マイナス幅は過去最大だった8月から0.1ポイント縮んだ。ただ、ガソリンなどエネルギー関連と食料を除く指数はマイナス幅が8月より広がり、物価下落が続くデフレの懸念が強まっている。
生鮮食品を除く総合指数(05年=100)は100.2になった。エネルギー関連が前年同月比16.3%下落。原油の値下がりの影響がなお大きいが、下落幅は8月(18.6%)から縮小した。生鮮食品を除く食料は0.5%の下落で、2カ月連続のマイナス。大手スーパーが低価格商品の販売を強化している影響が広がっているようだ。
一方、エネルギー関連と食料を除く指数は前年同月比1.0%低い98.6。9カ月連続の下落で、マイナス幅は8月(0.9%)より0.1ポイント拡大した。テレビや冷蔵庫など電気製品の値下がりが続いている。秋冬物の販売が本格化した衣料品も、価格水準が前年よりやや低い。
10月分の速報値が発表された東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は、前年同月より2.2%下落し、6カ月連続のマイナス。下落幅は9月より0.1ポイント広がった。
景気は輸出主導で回復の兆しが出ているが、失業率の高止まりで消費者心理は悪化が続く。小売りの店頭では、売れ行きを保つため、価格競争が激しい。景気低迷と物価下落の悪循環になれば、デフレが深刻化する恐れがある。