厚生労働省が30日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、0.81倍で、前月を0.02ポイント下回った。悪化は3年2カ月ぶり。総務省が同日発表した9月の完全失業率(同)は前月から横ばいの4.2%だった。ゆるやかな回復傾向が続いた雇用情勢に陰りが見えてきた。
有効求人倍率が前月を下回るのは、リーマン・ショック後の急激な景気悪化で過去最低(0.43倍)を記録した2009年7月以来。海外経済の停滞や円高、中国との関係悪化などで、製造業の生産が鈍っていることを反映したと見られる。
都道府県別では、37都府県で前月を下回った。愛知など、製造業が集まっている地域で落ち込みが目立つ。