【橋本幸雄】日本銀行は30日の金融政策決定会合で、11兆円の追加金融緩和を行うことを決めた。欧州危機や中国経済の減速が響いて日本の景気が急速に冷え込んでいるため、9月に続き、2カ月連続で追加緩和を行う異例の措置に踏み切る。市場に大量のお金を流し込み、景気の底割れを防ぐ。
国債などを買い入れて資金を供給する「基金」の枠をいまの80兆円から91兆円に11兆円増やす。日銀は9月に基金枠を70兆円から80兆円に増やしたばかり。2カ月連続の金融緩和は、りそなグループの実質国有化で金融不安が広がった2003年4〜5月以来、約9年半ぶり。
国債の買い入れを10兆円増やすほか、社債や株価連動の投資信託(ETF)などの買い入れ枠も1兆円増やす。金利を下げて企業の投資を促すとともに、株式市場の底上げもねらう。