1日の東京株式市場で、2012年9月中間決算が大幅赤字になったパナソニックの株価が急落した。一時は前日終値より100円安の414円と今年最安値まで値下がりし、値幅制限いっぱいまで下がる「ストップ安」になった。取引時間中では1975年2月19日につけた412円以来、37年8カ月ぶりの低水準。
パナソニックは10月31日に発表した中間決算の純損益で6851億円の赤字を計上。13年3月期の業績予想も500億円の黒字から7650億円の赤字に引き下げ、2年連続で7千億円を超える大幅赤字となる見通しを明らかにした。
下期の経営環境の悪化を見越し、先んじて巨額損失を処理し市場の信認を取り付ける狙いだったが、直後は裏目に出ている。その後買い戻しもあり、430円台に戻す場面もあった。午前の終値は416円。
また、格付投資情報センター(R&I)は1日、現在上から5番目の「A+」としているパナソニックの発行体格付けを、引き下げる方向で見直す可能性があると発表した。
パナソニックは1日、「市場の期待に応えるよう業績回復に取り組む」とコメントした。