【ニューヨーク=畑中徹】ニューヨーク株式市場は10月31日に3営業日ぶりに取引を再開した。大企業で構成するダウ工業株平均は小幅な値下がりにとどまり、混乱はなかった。終値は前週末の26日より10.75ドル(0.08%)安い1万3096.46だった。
米株式市場は強力な嵐「サンディ」が迫ったため、29、30両日は休場した。天候が理由でニューヨーク証券取引所の取引が複数日止まったのは1888年3月以来124年ぶり。
再開した31日はサンディの被害からの復興も見込まれ、建設や住宅関連の株式に買い注文が入った。一方、保険金の支払いがふくらむと予想される保険会社の株式は売られた。
ただ、災害が金融市場に与えた影響を見極めようという投資家が多く、取引参加者は少なかった。ニューヨーク市内は電車や地下鉄などの交通機関の多くが止まっており、出勤できない証券マンや投資家も多いとみられる。
ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数は、前週末より10.72ポイント(0.36%)低い2977.23。株式時価総額の大きい米アップル株の値下がりが指数全体を押し下げた。