NECは6日、年内に公募増資をおこなうと発表した。1340億円ほどの資金調達を図り、財務基盤を強化するとともに、情報通信事業の強化や自動車向けリチウムイオン電池など、成長分野への投資を進める狙いだ。NECの資本増強は、ITバブル崩壊後の03年に約2千億円の公募増資を実施して以来。
資本増強は、最大で発行済み株式の約28%相当の普通株を国内外で発行する。NECは09年3月期連結決算で2966億円の純損失に転落し、自己資本比率は前年の28.5%から20.9%に低下していた。電機業界では6月、東芝が約5千億円の資本増強を実施。日立製作所やパイオニアなども資本増強に前向きと見られている。