【久保智】日産自動車は6日、2013年3月期の営業利益を当初予想の7千億円(5月時点)から5750億円に下方修正した。尖閣諸島の国有化以降の中国販売の不振を筆頭に、欧州経済の低迷など世界的な景気減速を受け、主要地域すべてで販売計画を引き下げた。円高も収益を圧迫している。
世界販売計画(13年3月末までの1年間)は当初見通しより27万台少ない508万台に変更した。中国の販売計画(今年12月末まで)は当初の135万台を117万5千台に引き下げた。欧州は72万台を68万台に、北米は152万台を149万5千台に、日本は69万台を68万台にそれぞれ引き下げた。
この結果、売上高は当初予想を4850億円下回る9兆8150億円、純利益も800億円減の3200億円に修正。営業利益の下方修正1250億円のうち、中国の影響が600億円程度を占めるという。12年3月期と比べ売上高は4.3%、営業利益も5.3%増えるが、純利益は6.3%減と4期ぶりの減益となる見通し。