【ニューヨーク=畑中徹】オバマ氏の再選から一夜明けた7日のニューヨーク株式市場は、急落して始まった。大企業で構成するダウ工業株平均は一時、前日終値比300ドル超下がった。
選挙後の市場の関心は、すぐに米国の「財政の崖」に向かい、財政引き締めによる景気悪化への懸念から、幅広い銘柄に売り注文が集中。一時180ドル近く上昇した前日の上げ幅を帳消しにした。
米エコノミストのトム・ポーセリ氏は「財政の崖を乗り越えるには、米議会の『ねじれ』による与野党の対立など、きわめて多くの厳しい現実が新政権を待ち受けている」と指摘。別の米エコノミストは「経済をめぐっては課題が山積みで、『ご祝儀相場』どころではない」と語った。
また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州景気の先行きに慎重な見方を示したことが市場に伝わり、売り注文に拍車をかけた。