財務省が8日発表した2012年度上半期(4〜9月)の国際収支速報で、海外とのモノやサービスの取引などのお金のやり取りを合計した経常収支の黒字額が、前年同期比41%減の2兆7214億円に落ち込んだ。上半期の黒字額としては、比較できる1985年以降で過去最少となった。
また、9月単月の経常黒字は、同69%減の5036億円まで下がった。季節ごとの要因をならした季節調整値では、1420億円の経常赤字に転落した。赤字は比較できる96年以降で初めて。日本の稼ぐ力が大きく落ち込んでいる。
上半期の経常黒字が減ったのは、欧州債務(借金)危機の影響が新興国にひろがっていることが大きい。