ゼネコン大手4社の2012年9月中間決算は全社が増収だった。東日本大震災の被災地のがれき処理や除染など復興関連の工事のほか、都市部の建築工事の受注が増えた。一方、作業員の不足が人件費の上昇を招き、減益となった企業もあった。
人件費は、鉄筋工など熟練の作業員で特に上昇しており「東北地方では6割増になっている」(大林組の原田昇三副社長)という。清水建設は営業利益が42億円と前年同期より58.1%減った。人件費が上がったためで、13年3月期の通期純利益の予想を従来予想より45億円少ない55億円に下方修正した。
大成建設は株式の評価損を計上し、通期の純利益予想を30億円少ない120億円に下方修正。鹿島は東京都内などで大型工事が完成し、増収増益だった。