かんぽ生命保険は13日、過去5年間の保険金支払いについて、支払い漏れがないかどうか、12月から検証すると発表した。7月から、顧客が保険金を請求した時の説明内容を、業界水準に合わせて詳しくしており、過去の説明内容では支払い漏れの可能性があるため。追加で約10万件、約100億円の支払いが生じると見込んでいる。
例えば入院保険金の説明は、発病などから死亡までの期間が1〜31日の場合の顧客を対象としていたが、期間にかかわらず説明するように変更している。過去の説明だけでは、請求できることに気がつかない顧客がいる可能性がある。入院保険金のほか、手術保険金や傷害保険金などについても、追加の書類などがあれば、新たに保険金を受け取れる顧客がいるとみている。
生保各社は自主的な取り組みとして、顧客に対する説明を詳しくしている。こうした動きにかんぽも同調した。過去に説明した顧客とサービスの差が生じたため、今回の検証作業をすることにしたという。
2007年10月の民営化以降、今年9月までに保険金請求のあった約1700万件を対象に請求内容を検証する。可能性がある顧客には12月から案内を送る。