【木村聡史】日本政府観光局は16日、10月の訪日外国人数(推計値)が70万6100人で、東日本大震災前の2010年10月より2.9%減ったと発表した。中国(香港をのぞく)からが33.2%減と落ち込んだ。震災前に比べてマイナスになるのは4カ月連続。12年を通じての訪日外国人数も、震災前を下回る可能性が大きい。
観光や仕事で訪日する外国人の中で国・地域別で最も多い韓国も13.2%減った。震災への不安や円高ウォン安の影響が続いているとみられる。一方、増えたのは台湾や東南アジアなどからだ。
政府は今年、訪日外国人数を過去最多だった10年の861万人より多い900万人に増やす目標だった。だが、観光庁の井手憲文長官は16日の会見で、「(達成は)大変厳しい」との見通しを示した。