長距離フェリー会社、フェリーさんふらわあ(大阪市)が来年1月末で、大阪―松山―大分の航路(1日1往復)を廃止する。19日発表した。不況や高速道路料金の割引が響いて乗客や貨物が減り続け、赤字を支えきれなくなったという。この航路を走る大型フェリー2隻を売却し、船員ら計70人をグループ内外に配置転換、転職させる。
同社は現在、関西と大分県を結ぶ航路としてほかに、大阪―別府、神戸―大分を1日1往復ずつ運航している。計3往復が今回の廃止により2往復に減る。
松山経由を廃止する代わりに、大阪―別府航路のうち大阪行きの上り便だけ松山に寄港する。下り便は、松山に寄港させると午前3時半ごろになるため、寄港を断念したという。神戸―大分は直行便のまま残す。
同社は商船三井の子会社で、ダイヤモンドフェリーと関西汽船の事業を統合するため、今秋発足した。
瀬戸内海のフェリー航路では、防予汽船(山口県柳井市)が10月、山口地裁に民事再生法の適用を申請した。北九州―阪神間を結ぶ阪九フェリー(北九州市)は10月から減便し、フェリー6隻のうち2隻を売ることを明らかにしている。(福山崇)