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【上栗崇】千葉県南房総市の海岸で19日、日本からシンガポールまで海底光ファイバーケーブルを敷く工事が始まった。沖合およそ1キロに泊まった船からのばしたケーブルの端が、午前8時過ぎに陸に到達。船はケーブルを海底に下ろしながら南に向かう。
工事を始めたのはNECで、KDDIなどが発注。ケーブルは直径3.4センチで、1秒間にDVD500枚分のデータを送れる。本線と、枝分かれして中国、フィリピンなどにつながる部分を合わせた全長は8900キロ。このうち深海部分を除く4400キロをNECが手がける。
総工費は約4億ドル(320億円)で、完成は2013年の予定だ。
完成すれば、日本と東南アジアの間のケーブルによる通信能力はこれまでの約1.5倍に増強される。南房総は、シンガポールと米ロサンゼルスを結ぶほぼ最短距離上にあるため、東南アジアと米国の通信でも中心的な役割を担うことになるという。