【ロンドン=星野眞三雄】米国の格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは19日、フランス国債の格付けを、最上級の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げた。格付けの見通しも「ネガティブ(弱含み)」とし、さらに格下げする可能性を示した。
ムーディーズは格下げの理由として、競争力の低下や労働市場の硬直化などがフランスの長期的な成長見通しに悪影響を与えていることや、経済の悪化により財政状況が不確実性を増していることなどを挙げた。
フランスの格付けをめぐっては、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が1月に最上級から格下げした。ドイツとともにユーロ圏を支えてきた欧州第2の経済大国フランスの格下げで、小康状態を保っている欧州危機が再燃するおそれもある。