【動画】海洋堂のフィギュア新製品=瀬戸口翼撮影 |
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【戸田拓】スーパーマーケットでそろえる、精巧なミニチュア博物館。フィギュア・食玩のトップメーカー海洋堂(本社・大阪府門真市)は20日、カプセル玩具販売機(ガチャガチャ)に向けたフィギュアの新ブランド「カプセルQミュージアム」を発表した。第1弾として来年1月20日に「日本の動物コレクション」「恐竜発掘記ティラノサウルス」「岡本太郎アートピース集〜光の饗宴(きょうえん)〜」の3シリーズを同時発売、各30万個の売り上げを目指す。価格は1個300円(「岡本太郎アートピース」は400円)。
カプセルサイズのフィギュアによる「小さな総合博物館」がコンセプトで、「Q」には「究極」「クオリティー(Quality)」「球体」の意味を込めた。アニメのキャラクターなどは扱わず、昆虫や魚、戦車、食品の模型など「森羅万象の面白いモノ」を網羅したコレクションにするという。
海洋堂は1999年、「チョコエッグ」(フルタ製菓)のおまけの精巧な動物模型「日本の動物」を製作。シリーズ累計1億3千万個を売るヒット(海洋堂調べ)で一躍「食玩ブーム」を巻き起こした。その後も大英博物館のミュージアムショップのグッズを手がけるなど、造形技術の高さで世界的に知られる。
今回の「カプセルQ」では、チョコエッグで人気を博したニホンザルなどのフィギュアが復活する。都内で開かれた発表会で、宮脇修一社長は「僕らが作りたいものをどんどん出していく場にしたい」。ゲストに招かれた、博物学に詳しい作家の荒俣宏さんは「カプセルQ」について「日本伝統のおひな様文化が底にある」と指摘。「海洋堂はコレクターに生きる希望を与えてくれる」と称賛していた。