伊藤忠商事が米買収ファンドなどと共同で、米石油ガス開発大手のサムソン・インベストメント社を買収することが分かった。買収総額は約70億ドル(約5400億円)。伊藤忠は株式の25%を取得する見通しだ。海外資産を有利に買収できる円高を追い風に、近く契約する。
サムソン社は非上場の石油ガス生産者では米国で最大手。計3カ所のガス田・油田を持つ。米石油最大手エクソンモービルのガス生産の4分の1に相当する、日量6億立方フィートのガスを生産している。伊藤忠は買収で、米国内で活発化している新型天然ガス開発のノウハウなどを蓄える。将来的には日本へのガス輸出も視野に入れている模様だ。
買収で組むのは米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)など数社。KKRが全株式のうち60%程度を取得する。(鳴沢大)