【上栗崇】NECは22日、犯罪現場に残されたDNAを最短25分間で鑑定する持ち運び式の装置を2014年度に実用化すると発表した。従来は研究室に持ち込んで半日以上かけていた鑑定が大幅に短縮でき、DNA型のデータベースとの照合などで容疑者の特定がはやまる可能性がある。
10月から試作機を使い、警察庁の科学警察研究所と共同研究を始めた。装置は大ぶりのスーツケースほどの大きさで、重さ32キロ。幅約5ミリの迷路のような溝を掘ったプラスチック板に、犯罪現場に残された粘膜や血液などを付けて内部にセットする。溝が試験管やスポイトの役割を果たし、DNAの抽出などが効率的にできるため、鑑定時間が大幅に短くなる。