|
【ニューヨーク=丸石伸一】トヨタ自動車は25日、フロアマットがずれてアクセルペダルを戻せなくなる恐れがあるとして、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)にリコール(回収・無償修理)を届け出ることを正式決定した。対象は少なくとも計426万台にのぼる見込み。米国にトヨタが進出した57年以来、同社として米国内では最大規模のリコールとなる。
今回のリコールでは、米国のドライバーが使う分厚いフロアマットがずれても、アクセルペダルが引っかかりにくいように改善する。アクセルペダルの長さを短くし、3車種についてはフロアの高さも低くする。さらに4車種では、ペダルが戻らなくなった時にブレーキを踏めばアクセルが緩むようにする。
ペダルは来年初めから、各ディーラーで短くカットする作業を始める。新しいペダルへの交換を希望する顧客には同年4月から実施できるよう、新ペダルの生産も始めているという。トヨタ製のフロアマットも改良し交換する。
対象は、高級車「レクサスES350」やハイブリッド車「プリウス」、主力乗用車「カムリ」など計7車種。11月15日現在で計426万台だが、集計中のため、さらに増える可能性もある。一連の対策費用については「まだ固まっておらず、公表できない」(広報担当者)としている。
日本ではリコールを実施しないが、今後、ブレーキシステムの改善など同様の対応を安全対策として順次進めていく予定という。