総務省が29日発表した労働力調査によると、10月の完全失業率(季節調整値)は4.5%となり、前月より0.4ポイント悪化した。東日本大震災の影響で、3〜8月は岩手、宮城、福島の被災3県を除いた数値しか算出できなかったため、単純比較はできないが、悪化は3カ月ぶり。また、厚生労働省が同日発表した10月の有効求人倍率(同)は、前月と同じ0.67倍だった。
就業者数(同)は6246万人で前月と同じだったが、完全失業者数(同)が前月比9.4%増の292万人となった。失業率の計算上、仕事探しをあきらめた人は失業者と見なされない。その逆に、仕事探しを再開して失業者と見なされる人が増えたことが、今回の失業者数増加の原因とみられる。厚労省の担当者は、「復興関連などの求人が増え、主婦を中心に新たに仕事を探す人が増えた」と分析している。
また、総務省が参考値として計算した被災3県の失業率は、岩手が3.9%、宮城が7.5%、福島が4.5%だった。