【ニューデリー=庄司将晃】インド政府が30日発表した7〜9月期の実質国内総生産(GDP)は、前年同期比5.3%増にとどまった。伸び率は2四半期ぶりに縮まり、3年ぶりの低成長だった1〜3月期と同水準になった。
成長率が低迷したのは、消費が伸び悩んでいるのに物価が高止まりし、さらに消費者の心理が冷える悪循環が続いたことが大きい。欧州向けを中心に、輸出もふるわなかった。
それでも市場関係者の間では「最悪の時期は終わりつつある」(米ムーディーズ)という見方が広がる。地元経済紙が金融業を除く1071社の7〜9月期決算を集計した結果、純利益は前年同期より32%増。ここ1年はマイナスか1ケタの伸びが続いたが、急回復した。