コンピューターやテレビなどに使われる液晶パネルを巡り、国際的な価格カルテルを結んだとして米各州に訴えられていたシャープや韓国のサムスン電子など7社が、計5億5300万ドル(約430億円)を支払うことで当局と和解した。和解金は米国の購入者らに支払われるという。
各州の司法長官が27日明らかにした。和解に応じたのはほかに日立製作所子会社の日立ディスプレイズ、台湾の奇美電子など。各社は1990年代から2006年まで価格協定を結び、液晶パネルを組み込んだ商品を消費者に高い価格で売ったとして、日米欧韓の関係当局が06年に一斉にカルテルの調査を始めていた。
7社は和解金として5億3800万ドルを支払うほか、1400万ドルの罰金も払う。和解金のうち、3700万ドルは各州政府や公的機関などに払われ、残りの約5億ドルは99年1月〜06年12月に対象商品を買った米国の消費者に返金される。各州は返金方法を後日通知するとしている。価格カルテルを理由に消費者に購入代金の一部が直接返金されれば、珍しい事例となりそうだ。(ニューヨーク=山川一基)