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旅を振り返り思う事、、、カメラマンのトッシー

2010年10月1日

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写真:撮影=随行カメラマン佐藤敏光拡大撮影=随行カメラマン佐藤敏光

 今回の「BJD北南米キャンペーン」で記録係り(カメラ)を担当させて頂いた”トッシー”こと佐藤敏光(本職は世界GPカメラマン)です。

 振り返ってみると、毎日、毎日、朝から晩まで、よく彼らの行動を撮っていたもんだな〜と思います。被写体は毎日わりと同じなので、さて、今日はどんなカットを撮ろうかな?と、頭を悩ます日々でしたが、それはソレ、何とかなるさ!と、行動を共にしながらシャッターを押し続けてきました。

 被写体は同じでも、写真というものは、決して同じものは撮れない。素敵な写真が撮れる時もあるし、撮れない時もある。いつの日も、何かが変化し、何かが違う。元気のいい日もあるし、疲れている日もある。もちろん、口だけ元気という時もあるし、全てが風景と一体化する瞬間もある。写真は撮りたいからと言って、必ず撮れると言うものでもない。全ては、自分自身の心の動きかも知れない。毎日、頭をリセットし、リラックスするように心がけながら毎日、彼らを追った。一日が終っての”ビール”ーーーコレがまたとっても旨いのです(笑)。

 今回の旅で、ずっと彼らと行動を共にして、自分の心に変化をもたらしたこと?=それは「障害者」という言葉でした。別に、普通の人と同じなのだ!と思えるようになったこと。何が(一般的表現で言うなら、健常者)と違うのか?と言えば、、、何も違わない、同じ人間です。

 単に、体の一部のどこかが、普通の人なら動くべきところが「動かない」ってことだけ。それは、貧弱な足を持つ風間さん、片足のテツたちと一緒に笑いながら、時には、汗をかきながら、また一瞬、ヒヤリとしながら、共に旅を続けてきたから思える事だと思います。もし仮に、それが元気のない人たちだったら、決してそうは思っていなかっただろう?と思う。きっと、「障害者って大変だな!」って思っていたかも知れません。B.J.Dキャンペーンは、そう言った意味でも、様々な世界の人々に向かって「健康の大切さ」と「生きることの大切さ」を訴えかけた、素晴らしい旅でした。

 最後に、ノルウェーで撮った不思議な写真を紹介します。自然の力って凄いと思います。ここに存在するパワーは、僕らの体の中にも、きっと有るのだと、俺は信じています。

プロフィール

風間深志

かざま・しんじ。冒険家。1950年、山梨県出身。85年、バイクでエベレスト登攀、標高6005mの世界記録樹立。87年、バイクによる北極点到達。92年、バイクによる南極点到達。いずれも史上初。ほかバイクによる冒険、レース参加等多数あり。88年より『地球元気村』(その後NPO法人化)を運営。全国各地をフィールドに自然を軸とした地域づくり・人づくりに取り組んでいる。

 主な著書に『地平線への旅』(文芸春秋)『2DKと大自然』(大和出版)『10万回のキャスティング』(インフォレス)など。

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