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【F1 08】第3戦バーレーンGP、マッサ優勝でフェラーリ1−2達成

2008年4月8日11時37分

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写真フェリッペ・マッサ(写真左から2番目)が昨年に続きバーレーンで勝利。フェラーリはキミ・ライコネン(同一番左)とともに1−2フィニッシュを達成した。3位のロバート・クビサ(同3番目)、4位ニック・ハイドフェルドとダブルで得点したBMWはコンストラクターズランキングで首位に。(写真=Ferrari)写真この週末のフェラーリは、プラクティスから決勝までマッサがリード。2位ライコネンはドライバーズランキングでトップに立った。(写真=Ferrari)写真2強ではなく、3強? BMWは、初ポールのクビサが好走し3位でゴール。シーズン前からの初優勝というミッションに徐々に近づきつつあることをアピールした。(写真=BMW)写真トヨタのヤルノ・トゥルーリは、予選でQ3へと駒を進め7番グリッドからスタート。決勝でもポイント圏内を守り、6位でゴールした。激戦が続く中堅チームのなかでも、トヨタの堅調ぶりが目立つ序盤3戦だ。(写真=Toyota)写真いまのルノーはトップ10に入るのがやっと。フェルナンド・アロンソは、予選Q3でも上位を目指すことなく10番グリッドからスタートし、ルイス・ハミルトンと接触してもしぶとく周回を重ね、10位でフィニッシュ。次のスペイン以降の巻き返しに期待をかける。(写真=Renault)写真ホンダは、ジェンソン・バトンが予選でQ3に進出するも、序盤の接触などでリタイア。ルーベンス・バリケロが11位でゴールした。(写真=Honda)写真スーパーアグリは、2台が完走しデータ集めに成功。テールエンダーながらアンソニー・デイヴィッドソンと佐藤琢磨はチームメイト同士で争い、アンソニーが前でゴール。(写真=Honda)

 F1世界選手権第3戦バーレーンGP決勝が、2008年4月6日、バーレーン・インターナショナル・サーキット(5.412km)を57周して行われた。

 序盤2戦をいいところなく終わっていたフェラーリのフェリッペ・マッサが今シーズン初優勝。キミ・ライコネンとともにフェラーリ1−2フィニッシュを達成した。

 3位は、初ポールポジションからスタートしたBMWザウバーのロバート・クビサ。BMWはニック・ハイドフェルドも4位に入り、初めてコンストラクターズチャンピオンシップで首位についた。

 5位は、地味なレースに終始したマクラーレン・メルセデスのヘイキ・コバライネン。6位にトヨタのヤルノ・トゥルーリ、7位レッドブル・ルノーのマーク・ウェバー、そして8位にウィリアムズ・トヨタのニコ・ロズベルグが入り、ポイントを獲得した。

 ホンダ勢はルーベンス・バリケロが11位完走、ジェンソン・バトンはリタイア。スーパーアグリ・ホンダはアンソニー・デイヴィッドソン16位、佐藤琢磨17位で両車そろってゴールした。

 ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は、得点圏でゴールしたチームメイトのロズベルグの影に隠れ、14位でフィニッシュした。

■マッサ、昨年同様バーレーンで開眼

 昨シーズンと同じように、開幕2戦で躓き資質を問われたマッサが、砂漠のサーキットで水を得た魚のように快走し勝利した。それは、チームメイトを上まわるパフォーマンスであり、今回2位でゴールしチャンピオンシップをリードすることになったライコネンの表情を曇らせるほどだった。

 いまやマクラーレンを凌駕しつつあるBMWザウバー。切り込み隊長のクビサが自身初、そしてチーム初のポールポジションからスタートしたが、早々にフロントローのマッサ、4番グリッドのライコネンに先を越され、フェラーリ1−2フォーメーションができあがる。

 しかし、クビサの後退は、3番グリッドのルイス・ハミルトンに比べればまだかわいいほう。ハミルトンはスタートの手順を誤りエンジンストールぎみでよろよろと発車、一気に10位へとポジションを落としたのだ。

 さらに、前方を走るフェルナンド・アロンソのルノーの後部に追突したマクラーレンは、壊れたノーズを交換するためピットイン。ハミルトンは18位までドロップし、結局1周遅れの13位でレースを終えた。

 プラクティス中のクラッシュ、スタート失敗、そして追突。精彩を欠いたハミルトンは、チャンピオンシップでライコネン、ハイドフェルドにも抜かれ1位から3位へと後退した。

 マクラーレンのもう1台、コバライネンはといえば、序盤一瞬3位を走行したが、ライコネン、ハイドフェルドに先行され、タイヤにできたフラットスポットによるバイブレーションによりペースをあげられず。結局、孤独な周回を重ね5位でゴールした。ファステストラップを記録したものの、地味なレースに終始したと言わざるを得ない。

 ポールシッターのクビサは、17周目にピットに入り、給油とタイヤを交換。予選最速タイムは、マシンが軽い状態で叩き出したことが明らかになった。タイヤを替えたクビサは、ブリヂストンのグレイニングとデグラデーションに足を引っ張られ、フェラーリ2台はその間トップ2を不動のものとした。

 レース中盤、マッサを追うライコネンは、ファステストラップで首位奪取を試みたが、この日のマッサには一日の長あり。2度目のピットインのタイミングがマッサの前だということも不利にはたらいたライコネンは、2位を受け入れ、ポイント争いで首位に立った。

■2強のシャッフル?

 3戦のフライアウェイを終えたF1サーカス。オーストラリアでハミルトン、マレーシアでライコネン、そしてバーレンでマッサがウィナーとなり、フェラーリ2勝、マクラーレン1勝というリザルトが残った。

 しかし、3戦連続でポディウムにのぼっているBMWは、堅実なレース運びで30点を獲得し、コンストラクターズポイント争いでフェラーリよりも1点多いトップ。マクラーレンが28点で3位というのは、フェラーリ・マクラーレンの2強対決に一石を投じる、興味深い結果だ。

 ドライバーズランキングでは、1位ライコネンが19点、2位ハイドフェルドが16点、3位ハミルトンが14点。ハミルトンと同点でクビサとコバライネンが並び、マッサが10点で続く。

 シーズン前の“2強チーム4人の対決”という下馬評は、徐々に3強という印象を濃くしつつある。

 次からはいよいよヨーロッパラウンドに突入。スペインGP決勝は4月27日だ。

(文=bg)


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