現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 愛車
  4. 東京モーターショー2011
  5. 記事
2011年11月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

東京モーターショー2011

小型EV、利便さ競う 東京モーターショー出展車そろう

クリックすると拡大します 拡大 小型電気自動車の試作車「FT―EV3」。市販は来年の予定=トヨタ自動車提供

クリックすると拡大します 拡大 日産自動車の3人乗り小型電気自動車の試作車「PIVO(ピボ)3」。ハンドル操作で後輪も動かせるため、狭い道でも小回りが利く=神奈川県厚木市

クリックすると拡大します 拡大 3人乗り小型電気自動車の試作車「マイクロコミューターコンセプト」。小型バイクも積むことができ、都市内での利用を想定している=ホンダ提供

クリックすると拡大します 拡大 各社の主な出展内容

 12月の東京モーターショーの出展車が出そろった。中心は日本メーカーが先行する電気自動車(EV)。自然エネルギーのEV充電システムなど、車だけにとどまらない展示も目立つ。

 EVはこれまで「近未来の車」という位置づけで展示されてきたが、2009年以降、三菱自動車と日産自動車が量産車を発売。2社のEVは世界で2万台以上が販売され、「現実の車」となった。今後はどれだけ普及するかが注目点だ。

 EVは排出ガスやエンジン音がないのが利点だが、電池容量が不十分で、充電所も少ないため、長距離走行にはまだ不向きだ。このため、都市での短距離利用が進むと見て、トヨタ自動車や日産、ホンダの大手3社は小型EVをそろえる。

 トヨタは12年に発売する小型車を展示。4人乗りの超小型ガソリン車「iQ」をEVに改造し、1回の充電で105キロ走る。「50キロ程度の走行で、車の利用目的の85%はカバーできる」と、通勤や生活の足と位置づける。

 ホンダの試作車も都市向けで、1回の充電で60キロ走る。運転席の脇に電動バイクを置き、出先で乗り換えられる。EVの補助電池は取り外せばバイク用電池にもなる。日産は自動駐車装置が付いた小型車を公開。駐車場入り口で降りると、自動運転で駐車する。1回の充電で100キロ走る。

 郊外に出かける長距離用では、各社の方針は異なる。日産は200キロ走れるEV「リーフ」を市販しているが、他社はハイブリッド車(HV)の改良型を展示する。トヨタは来年発売する、家庭で充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)を公開。HVのプリウスの車体を使う。市街地ではEVで、郊外ではエンジンと電気モーターを併用するHVになる。電池の残りが少なくなっても、ガソリンを給油してHV走行ができる。

 ホンダや三菱自もPHVの試作車を公開。長距離走行を想定して、ゆったり乗れる中型のセダンやスポーツ用多目的車(SUV)をPHVにした。

 車以外の展示が目立つのも今回のショーの特徴だ。EVやPHVは充電が必要になるため、トヨタは太陽光や風力発電装置が付いた充電所を展示。自然エネルギーで車を走らせることをアピールする。日産は太陽光パネルからEVに充電できる家を展示。EVの電池を家の電源にもできる。

 前回のモーターショーでは、海外メーカーはリーマン・ショック後の経済危機で参加しなかったが、今回は欧州を中心に参加。海外からの参加ブランドは、前回の9から24に増える。独BMWが中型セダン「5シリーズ」のHVを世界初公開するほか、独フォルクスワーゲンも世界初公開の車を用意する。

 東京モーターショーの一般公開日は12月3日から11日までで、会場は東京ビッグサイト(東京都江東区)。これまで千葉の幕張メッセで開かれていたが、24年ぶりに東京に会場を移す。主催する日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車最高執行責任者)は、「EVやHVでは日本メーカーは世界の先頭を走っている。世界一の自動車技術ショーとしてアピールしたい」と期待する。

検索フォーム
キーワード:
東京モーターショー

東京モーターショー2011 ニュース


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介