2005年04月11日11時35分のアサヒ・コム

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【WRC 2005】ミシュランタイヤの向上で、ロウブ+シトロエンが2勝目を獲得!

2005年04月11日

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開幕戦モンテカルロに続く今シーズン2勝目をあげた、2004年チャンピオン、シトロエンのセバスチャン・ロウブ

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プジョーのマーカス・グロンホルムが2位の座を手に入れた。

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スウェーデン、メキシコと2連勝中だったスバルのペター・ソルベルグは、今回3位でゴール。

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PCWRCに「ランサーエボリューション8」で出場している奴田原文雄は7位完走。同郷のライバル、「インプレッサ」を駆る新井敏弘は2位でフィニッシュした。

 世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ニュージーランドが、2005年4月7〜10日、ニュージーランドのオークランドを舞台に開催された。

 スペシャルステージは山肌に設定された13本のグラベルロードが中心。いずれも激しいアップダウンと中高速コーナーが連続するハイスピードレイアウトが特徴的だ。さらにオークランド付近にはスーパーSSが設定されており、リピートを含めて計20本のステージで熱いタイム争いが展開された。

 そのなかで終始安定した走りを披露したのが、シトロエンのセバスチャン・ロウブだった。第2戦スウェディッシュはエンジントラブル、第3戦メキシコではSS2でタイヤを失いトップ争いから脱落と不運に見舞われていたが、その流れを断ち切るかのようにNZではレグ1でトップに浮上。その勢いは最終レグまで衰えることなく、後続に50秒以上のマージンを築いて今季2勝目を獲得した。

■ソルベルグ、タイム伸び悩む

 南半球のニュージーランドは秋を迎えたものの、ラリーウイークは真夏のような暑い日差しに照らされた。

 レグ1の舞台はオークランドから160km北に位置するパパロアで5コース・8ステージ。ここで順調な出足を見せたのが「テスト走行でマシンが徐々に良くなってきたよ」と語るロウブだった。オーバーステアに苦しみながらも、午前中のステージでは常に3番手以内のタイムをキープ。さらに「タイヤの選択が上手くいったよ」との言葉どおり、SS4からSS7を制覇しレグ1をトップで通過した。

 2番手はSS2、SS4を制したプジョーのマーカス・グロンホルムで、シトロエンのフランソワ・デュバルが3番手でレグ1を終了。一方、ここまで2連勝を挙げているスバルのペター・ソルベルグは、SS1、SS2、SS3を連取するものの、「タイヤの選択をミスしてしまった」と語るように、午後のセッションではタイムが伸び悩み4番手に後退した。

 以下、スバルのクリス・アトキンソンが5番手、フォードのトニー・ガルデマイスターが6番手でフィニッシュ。さらにプジョーのマルコ・マルティンが7番手、シトロエンを駆るプライベーター、マンフレッド・ストールが8番手。

 三菱のハリ・ロバンペッラが9番手につけ、チームメイトのジジ・ガリも「午後のステージでオルタネーターのトラブルが出てしまった」ことにより10番手に低迷。シュコダのアルミン・シュワルツとヤンネ・トゥーヒノがそれぞれ11番手、12番手でレグ1を終えた。

■後続に50秒以上の差

 翌9日のレグ2は、パパロアの4コース・6ステージ、さらにオークランドに設けられたスーパーSSの2ステージでラリーが開催された。

 ここでもロウブが好調で4本のステージを制し、後続に50秒以上の差をつけてトップをキープ。2番手には「昨日より今日のほうが路面コンディションに合ってたけど、まだまだミシュランとのタイヤにギャップがあるね」と語るグロンホルムが続き、「タイヤを変えても昨日の状況とあまり変わらなかったよ」と語るソルベルグがSS11、SS12、SS15を制して3番手に浮上した。

 4番手は「最後のステージでブレーキがなくなってしまった」と語るデュバルで、ガルデマイスターが5番手までポジションアップ。そのほか、マルティンが6番手に浮上、アトキンソンが7番手に後退、8番手にガリが浮上するなど激しいポジション争いが展開された。

 9番手はロバンペッラ、10番手はストールでシュワルツ&トゥーヒノのシュコダ勢がそれぞれ11番手、12番手につけた。

■グロンホルムが2位、ソルベルグは3位に入賞

 そして、10日の最終レグはオークランドから南へ約160kmの距離に位置するラグランへ舞台を移し、3コース・4ステージで最終決戦が繰り広げられた。

 この日は2番手のグロンホルムがSS17、SS18、SS19でトップタイムを叩き出すものの、ロウブも常に上位へ食い込みマージンをコントロール。さらに、最終SSでは再びトップタイムをマークし、結局、「今回はマシンが良かったし、タイヤも良かった。おかげでポイント争いでもペター(ソルベルグ)に1ポイント差まで迫ることができたよ」と語るロウブが今季2勝目を獲得した。

 一方、2位入賞はグロンホルム。「今回は3番手か4番手でOKだったからこのリザルトは本当に嬉しいよ」と語るソルベルグが3位で表彰台を獲得した。

 4位にデュバル、5位に最終SSで逆転に成功したマルティンが食い込み、以下、6位ガルデマイスター、7位アトキンソン、8位ガリ、9位ストール、10位シュワルツのオーダーでフィニッシュした。

 なお、エンジントラブルに見舞われ、ペースダウンを強いられたロバンペッラは最終SSをフィニッシュしたものの、今度はタイヤが悲鳴をあげタイムコントロールでリタイア。トゥーヒノもエンジントラブルにより、SS18のタイムコントロールでリタイアを喫した。

 次戦は4月28日〜5月1日にイタリア・サルディニアで開催される予定だ。

■PCWRCはポンスが優勝! 新井は2位、奴田原は7位で完走

 同時開催のプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第2戦では、インプレッサを駆る新井敏弘が序盤から激しいプッシュを披露。開幕2連勝に向けてレグ1をトップで通過する。

 2番手、3番手には同じくスバルユーザーのマルコス・リガト、ガブリエル・ポッゾらが続き、三菱ユーザーのクサビエ・ポンスが4番手。一方、ランサーを駆る注目の日本人ドライバー、奴田原文雄は「路面によってタイヤが合わない所がありました」と語るように9番手と出遅れることとなった。

 翌日のレグ2でも激しいタイム争いが展開された。目まぐるしくSSウイナーが変わるなか、SS13まで新井がクラストップをキープ。しかし、SS14でブレーキトラブルが発生し、新井はクラス4番手まで後退することとなった。

 2番手につけていたリガトも5番手まで後退し、かわってSS9とSS12を制したポンスがトップに浮上。2番手にはレグ1を5番手で通過したスバルユーザーのナッサー・アル・アティヤン、3番手にはポッゾが浮上し、「タイヤをハードに変えてみたんだけど、ズルズルに滑って曲がらない」と語る奴田原は10番手でレグ2を終えることなった。

 そして迎えた最終レグでは、4番手の新井が必死の追走を披露。SS17を制して3番手に浮上すると、続くSS18も制覇しトップを奪還する。しかし、SS19では3番手タイム、SS20では2番手タイムに留まり、結局、「グラベルで初めて勝てたので本当に嬉しいよ」と語るポンスが最終SSで逆転を果たし今季初優勝を獲得した。

 「後悔しないように全開で攻めたんだけどね……。あれ以上は無理だったよ」と語る新井は2位に入賞。3位入賞は新井とともに強烈な追い上げを披露したリガトで、「オーバーステアが激しくてプッシュできませんでした」と語る奴田原は7位完走を果たした。

 なお、A8クラスに参戦していたスズキのパン・ガンナー・アンダーソン、ガイ・ウィルクスらはそれぞれ総合17位、総合27位で完走。キャロッセからN4クラスに参戦していた柳澤宏至は総合25位で完走を果たしている。(文&写真=廣本泉)




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