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【F1 2005】開幕戦オーストラリアGP、フィジケラ2度目の勝利、ルノー1-3位で好スタート!

2005年03月07日

勝利の喜びを分かち合うジャンカルロ・フィジケラ(左)と、ルノーF1のボス、フラヴィオ・ブリアトーレ

勝利の喜びを分かち合うジャンカルロ・フィジケラ(左)と、ルノーF1のボス、フラヴィオ・ブリアトーレ。 フィジケラの初優勝は2003年ブラジルGP。オフィシャルのミスで後日ウィナーであることが発表されたいわくつきの1勝だったため、今回2勝目ながら初めてポディウムの頂点にのぼることができた。(写真=ルノー)

フォーメーションラップ後、グリッド上でキミ・ライコネンのマクラーレンがエンスト。昨年までは再度スタート準備を行っていたが、今年から導入された新レギュレーションにより、スタート中止後、間髪いれずに「エクストラ・フォーメーションラップ」に入った。 スタートでは大きな混乱なく、ポールポジションのフィジケラはキレイに1コーナーに進入していった。(写真=フェラーリ)

ミハエル・シューマッハー

ミハエル・シューマッハー(写真)は、予選1回目の雨に翻弄されたドライバーのひとり。大幅に遅れたタイムだったため、エンジンを交換し、後ろから2列目という後方からスタート。レースではニック・ハイドフェルドとの接触でリタイアした。王者の速さに陰り?いや、そう言い切るには、シーズンはまだ若すぎる。チームメイトのルーベンス・バリケロは、ミハエル同様、昨年型マシンの改良版で、9番グリッドから2位に入っている。(写真=フェラーリ)

ヤルノ・トゥルーリ

トヨタのベストグリッド、2位を獲得したヤルノ・トゥルーリ(写真)。レース序盤の2位好走は、リアタイヤのブリスターにより台無しになり、結局9位完走と表彰台と得点の機会を逃した。 なお今年から、タイヤは予選、決勝を通じて1セットのみという決まりとなったが、開幕戦で大きな混乱は起きなかった。 今年からトヨタを駆るラルフ・シューマッハーは、15番グリッドから追い上げきれず。途中シートベルトの不具合で予定外のピットストップも入り、12位という結果だった。(写真=トヨタ自動車)

佐藤琢磨

オーストラリアの“不発”はBARホンダ。佐藤琢磨(写真)は、予選1回目、アタック前のアウトラップ中に雨で滑りクラッシュ。スタンダードウェットタイヤが、ビショビショの路面状況に対応できなかったようだ。この時点でグリッド後方からの追い上げが必要となってしまった。 レース序盤、佐藤はミハエル・シューマッハーらを従えて14位を走行。ジェンソン・バトンはスタートを失敗。両車とも中盤から抜け出せずにレースを終えた。 他車の後方につくとマシンがナーバスになるという、「BAR007」のセンシティブな一面が出てしまったようだ。 なお両ドライバーとも、1周前に形式上レースをリタイアした。今年から2GPを1エンジンで戦うルールとなったため、ポイント圏外で走り切るよりも、エンジンを交換できるほうにメリットを見出したためだ。(写真=本田技研工業)

 F1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPが、2005年3月6日、オーストラリアはメルボルンのアルバートパーク・サーキット(5.303km)を57周して行われた。今年ルノーに復帰したジャンカルロ・フィジケラが、自身2度目のポールポジションから、2度目の優勝を手に入れた。

2位のルーベンス・バリケロ(フェラーリ)を間に挟み、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が3位でゴール。ルノーは幸先よくスタートを切った。

 レッドブル・レーシング(昨年までジャガー)のデイヴィッド・クルタードが健闘し4位。地元のヒーロー、ウィリアムズBMWのマーク・ウェバーが5位に入った。

 マクラーレン・メルセデスでの初レースで、ファン・パブロ・モントーヤはコースオフしながら6位完走。7位にクリスチャン・クリエンが入り、レッドブルはダブルでポイントを獲得した。8位に終わり最後の1点をつかんだのは、スタート前のエンストで最後尾から追い上げたキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)だった。

 トヨタのこれまでの最高位、2番グリッドからスタートし、序盤2位を力走したヤルノ・トゥルーリは9位フィニッシュ。BARホンダ勢は、ジェンソン・バトン11位、佐藤琢磨14位と後方に沈んだ。

 ディフェンディングチャンピオン、フェラーリのミハエル・シューマッハーは、ニック・ハイドフェルド(ウィリアムズBMW)との接触により、6年ぶりに開幕戦でリタイアした。

■ルノーのポテンシャル

 新レギュレーションの影響が1戦目から表面化。特に土曜、日曜朝に各1回ずつ行い、合計タイムで決勝グリッドを決める新しい予選方式には、関係者からも「見る側にとってわかりにくい」という声があがった。

 今回は、予選1回目セッション中に天候が急変し、ほぼドライ中にアタックし得をしたドライバーと、土砂降りに遭遇し損したドライバーとのタイム差が大きく、予選2回目の逆転がきわめて難しいというシチュエーションにも見舞われた。

 古巣ルノーに帰ってきたフィジケラは、予選初回のコース状況がもっともいいタイミングで計測を終え、合計タイム3分01秒460で最前グリッドを獲得。一方で雨の後にコースインしたミハエル・シューマッハーをはじめとするトップドライバーらはグリッド後方に甘んじた。

 予選の速さがフロックでないことは、レースでのルノーのペースを見れば明らかだった。フィジケラは、序盤こそ2番グリッドからスタートしたトゥルーリとファステストラップを交換しながら先頭集団を形成したものの、その後脱落したトゥルーリ以下をどんどん引き離しにかかり、2003年、雨で荒れたブラジルGP以来の嬉しい2勝目を手に入れた。

 またチームメイトのアロンソは、ジャック・ヴィルヌーヴ(ザウバー・ペトロナス)を抜くのにてこずりタイムを失ったのだが、終盤に入るとレースにおける最速タイムを叩き出しながら2位バリケロを激しく追い立てた。結局3位だったがルノーのダブルポイントに貢献、「ルノーR25」のポテンシャルの片鱗を披露した。

 史上最多、全19戦で争われる2005年のチャンピオンシップ。次戦は3月20日のマレーシアGPだ。

(webCG)




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