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「ポケットに入れたかった・・・」
<2003年7月13日米国カリフォルニア州アーバイン市にて、川窪伸光さん撮影> 慣れないカリフォルニア生活は、中古の自家用車の購入で始まった。当初は「年式が新しくて、性能が良い日本車を」と思っていた。ところが職場のボスから紹介された自動車屋のドイツ人店主に、なんとBMWを勧められる羽目に。 それも走行距離23万kmオーバーの89年式325isを4000ドル。ドイツ人店主曰く、「メンテしてあるBMWは走行距離じゃないよ。」そして決め文句「後悔しないよ。」特に自動車に興味があったわけではなく、「BMWなんて」と喰わず嫌いであった小生。異国生活で判断力が鈍っていたせいか、「どうせ日本で乗る機会はないし」と、どう見ても新しいとは言えないBMWを家族に一員に。
それが、運転してみてビックリ。学生時代にオートバイに傾倒し、四輪車を「所詮、移動の手段」と割り切ってきた小生。直6気筒2500ccのエンジンを搭載し、Mスポーツサスペンションで脚を固めたBMWはあまりに新鮮でした。胸のスク加速、思い通りのコーナーワーク、地面に吸い付くようなサスペンション。通勤や子供の学校送迎のチョイ乗りから、数千キロにわたる家族旅行まで、運転している間中、常に楽しい。まるでBMWに「車って、愉快でしょ」と再教育されているよう。 結局23万kmオーバーの車に「後悔することなく」、10カ月間で2万km近くも乗りました。実際、帰国時には、ポケットに入れて持ち帰りたかった325isでした。そして帰国早々に、「単なる移動の手段でない」バルブトロニック4気筒2000ccの318ti(Mスポーツサスペンション仕様)を購入。80年代のBMW似のコンパクト性と最新技術にグラッときました。今ではすっかり「駆けぬける歓び」ってやつに浸っています。
<クルマ情報>BMW325is (1989年式・USA Mスポーツ 2ドア仕様) |
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